本題に入る前に速報です。
ハノイではコロナ対策のため
長らく飲食店の営業は
持ち帰り&配達のみでしたが、
10月14日の午前6時から
店内での飲食がOKになりました!
お酒の提供はまだ不可、
稼働率50%以下など条件はあります。
そしてタクシーやバスの営業も再開!
ハノイ生活を始めて以来、
移動手段が徒歩しかなかった私にとって
大きな一歩です!
今後も波はあるでしょうが、
このまま「本来の生活」が戻ることを
願ってやみません。
以上、ブログに似つかわしくない
速報でした。
今回はハノイの食事情をテーマにした
“国の北から’21秋~食欲”の
第2弾「自炊フォー」編です。
中年、パクチーに感動。
いきなりですが
私の得意料理はフォーです。
なんせ簡単なので、
日本でもよく作っていました。
ベトナムへ来て最初の自炊も
やはりフォーでした。
正確に言うと、
フォーボー(牛肉入りフォー)の
パクチーましましましまし
というメニューです。
ということで、
ベトナムで初となる自炊の模様を
ダイジェストでお送りする、
フォーボー3分クッキングを
ご覧に入れたいと思います。
材料はこちら。
・フォーの乾麺 適量
・固形スープ 1ブロック
・青レモン 少々
・牛肉 食べたい分だけ
・水 必要な分だけ
そして
・パクチー ありったけ
以上です。
なお、
ベトナムの水道水は飲めないので、
ウォーターサーバーの水を使います。
麺をゆでる水&しめる水は
水道水でも問題ないのですが
塩素のにおいが結構気になるので、
今回はゆで水・しめ水・スープの水、
いずれもこちらで統一します。
野菜を洗うのは水道水にします。
ちなみに水は1ボトル18.5リットル、
一人暮らしなら約半月分の量で
30000~50000ドン(約150~250円)。
やっすっすねー。
それではまず、
食材を買ってきます。
ハノイはどこのスーパーも
品揃えが豊富なので、
材料は簡単に手に入る・・・
と思ったのですが。
この料理の主役とも言える
パクチーだけが見当たりません。
近所のスーパーを駆け回ったものの、
3軒連続で
パクチーが売り切れでした。
「なるほど。
ベトナムの人はパクチーが好きすぎて
夕方には売り切れちゃうわけですね。」
みたいなことをカタコトベトナム語で
スーパーの店員さんに話すと
「いいえ」と即答されました。
どのスーパーもたまたま売り切れとのこと。
だってさあ、
屋台とかでつくってるフォーには
あんなにいっぱいパクチーが
入ってるじゃないか。
他の野菜は充実してるのに、
パクチーだけ置いてないのは
あまりに不自然じゃないか。
もしかして
闇の組織が専売してるのか?
妄想が止まらない危ない日本人を
店員さんが見かねたのか、
「フォーを作るなら代わりにどう?」と
別の香草を勧めてくれました。
バジルの仲間だそうです。
これで約2000ドン(10円)。安い。
とりあえず買って、
家でかじってみました。
確かにいい香り。
バジルと言うよりミントに近いか。
でも、違う。
私が求めているのは、
やっぱりパクチーだ。
私はどうしても
パクチーに会いたい!
昔の月9ドラマみたいな展開で
再び外へ飛び出し、
トラックにひかれそうになりながら
別のスーパーへ。
生鮮売り場の店員さんに愛を告げます。
私「Cho tôi rau mùi.」
(パクチーを僕に下さい)
店「Đây ạ.」
(こちらです)
4軒目であっさり見つかりました。
ドラマ的にはもうひと波乱欲しかった。
ともあれ、
どんぶりにぎっしりな量を
12000ドン(60円)で買えました。
日本と比べ価格は5分の1以下です。
やっと出会えたパクチーが
もう、愛おしくて。
帰り道はニヤニヤがマスクからはみ出て
通報されるかと思いました。
家で早速丁寧に洗い、
根っこを取って下ごしらえすると。
あぁ。
美しい。
「翠」という漢字が浮かぶ。
・・・そうでした。
3分クッキング中でした。
続いてお肉です。
スーパーで買った冷凍の牛肉です。
牛肉はベトナム語で
「thịt bò(ティッボー)」といいますが、
この肉はスーパーで
「ティッ・なんとか・ボー」
と表記されていました。
本来はおとなしく
新鮮な牛カルビを買うべきところ、
ベトナムならではの肉かも知れないと
一人でワクワクしたため、
このティッなんとかボーを選びました。
で、
半解凍したときからなんとなく
嫌な予感はしていたのですが、
ナイフを入れて確信しました。
これは、牛すじ肉だ。
カッチカチでゾックゾクする肉を
ゴッリゴリ切りながら悩みました。
今から煮込むほど
腹時計は待ってくれない。
かといって、
このままフォーにぶちこんだら
パクチーの晴れ舞台が台無しだ。
ということで、
別メニュー=焼き肉にしました。
なんとか歯を折らずに完食。
さあ、
いい加減フォーを作ろう。
乾麺をゆでて、
水でしめて、
スープを作ったら、
麺をスープにからませ、
主役をダンクして完成です。
美しく青き、
パクチーましましましまし。
私は日本で自炊していた時から
この雄大な光景を
屋久島と呼んでいます。
では、ベトナムの屋久島を
いただきます。
・・・
うん。
うまい。
けれども、
日本で作ったのと一緒・・・。
今回使った固形スープは
日本でも売っている有名なもので、
乾麺も日本にいた時から
ベトナム産の輸入物を使っていました。
愛するパクチーの風味に
違いがあるかなと思いましたが、
愛に国境はありませんでした。
しかし、
パクチーをあれだけましまししたのに
1食20000ドン(100円)ちょい。
牛肉代を除く。
日本だとパクチーだけで300円くらい使ってました。
やはりフォーの本場は懐が深い。
ちょうど店内飲食も再開したことですし、
本場の奥深い味を研究して
腕を上げていきたいと思います。
以上、牛肉抜きの
フォーボー3分クッキングでし
うあっ!
青レモン・・・
使うの忘れてた。
青レモンはフォーの店でも欠かせない
味変キーマンなのを強調して、
“国の北から’21秋~食欲”
第2弾のおひらきといたします。
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